陽健美堂アロエ通信

Vol.35 ダイエットと運動(3)

ピラティス

ピラティスとはヨガや太極拳のエッセンスを取り入れたエクササイズで、胸式呼吸法とインナーマッスル強化が特徴です。ドイツの従軍看護士ジョセフ・H・ピラティス氏が、第一次大戦の負傷兵のリハビリのために1900年のはじめごろ開発したそうです。

ピラティスとヨガや太極拳の違いは、独自の呼吸法です。ヨガなどが深い腹式呼吸(副交感神経の活性)の獲得を目的としていますが、ピラティスは胸式呼吸(交感神経の活性)をおこないます。

またヨガは静止姿勢(ポーズ)を随所に使いますが、ピラティスは常に身体が流れるように動いている状態を作ります。

双方とも肉体と精神について深く関連があると考え、それらのバランスの取れた状態を作ることを目標としていますが、ヨガは冥想など精神面からのアプローチに重きを置いているのに対して、ピラティスは身体面からのアプローチに重きを置いていると言うことです。

エクササイズの特徴として、姿勢の維持やバランスを取るときに使われる体幹部の深層筋(インナーマッスル)を鍛えることで、しなやかで強い筋肉とゆがみの無い正しい姿勢を作ることを目標としています。

特に「コア」と呼ばれる腹部から臀部にかけての背骨だけで身体を支えている部分に関連するインナーマッスル(外腹斜筋、腹直筋、内腹斜筋、腹横筋など)については、背骨の安定に大きく関係し、スムーズな動作と正しい姿勢や内臓の正しい機能を引き出すための出発点として重要とされます。

マタニティーエクササイズ/マタニティービクス

妊娠中の運動不足を解消するために行われるエクササイズで、日常生活で安静な行動を取ることを求められて運動不足になりがちな妊婦のために、考えだされた様々なエクササイズのことです。

主なものは、有酸素性運動の比率の大きいエクササイズで、エアロビクスダンス、水泳、アクアビクス、アクアウォーキングなどのアクアエクササイズ、ウォーキング、ジョギング、ヨガ、ピラティスなどがあります。

以前は、妊婦向けのエクササイズはマタニティビクスと呼ばれていましたが、近年は様々なエクササイズが開発されたことから、マタニティエクササイズまたはマタニティフィットネスと呼ばれるそうです。

効果としては下記のようなことが挙げられます。

  • 妊婦としての身体的な不自由や出産への不安からくるストレスの解消
  • 出産に必要な体力の維持や持久力の獲得
  • 急激な体重増加によって産道が狭くなったり妊娠中毒症になったりすることの予防
  • 胎児の成長に伴う血行不良、便秘、腰痛、肩こりなど妊娠期特有の不快感の緩和や解消

注意すべき点として必ず医師によるメディカルチェックとアドバイスを受け、特に運動強度の高いエクササイズ(エアロビクスダンスやアクアエクササイズ、ヨガなど)の場合は、専門の指導者の下で安全に行うことが必要です。

また、ご紹介した運動は妊婦以外の方もダイエットとして取り入れて頂けるものですから、参考にしてください。