陽健美堂アロエ通信

Vol.15 美容とアロエベラ(1)

肌の成り立ち

私たち人の肌は、3つの層から成り立っており表面から表皮、真皮、皮下組織とよばれる構成になっています。美容について考える前に、肌について理解を深めるためそれぞれの役割を説明していきます。

1.表皮:皮膚の一番外側にあり、外的刺激から肌を守る役割をしていて、外側から順に角質層、顆粒層、有棘層、基底層という4層から成り立っており、最下層(基底層)から表面へと徐々に押し上げられ、約28日間で入れ変わります。
押し出された層が皮脂や埃と混じ合い、いわゆる「アカ」となって剥がれ落ちるわけです。

2.真皮:皮膚の本体ともいえる部分で、肌の弾力の源になっています。真皮にはコラーゲンやエラスチンといったタンパク質でできた線維が網状構造を形成しており、その間にヒアルロン酸などの高分子系保水成分が存在し、水分をたっぷり含んだスポンジのような構造で、皮膚の弾力性を支えています。
またこれら真皮成分を生み出しているのが線維芽細胞と言われるものです。

3.皮下組織:脂肪細胞があり体温を維持して外に逃がせないようにする断熱材としての役割や、エネルギーを貯蓄する役割を担っています。
また外からの衝撃や圧力を和らげるクッションの働きをしています。

線維芽細胞の役割

線維芽細胞は、人の肌にハリや弾力を与えてくれる成分であるコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸を作り出すもとになる細胞です。

線維芽細胞が活発に働いている間はコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の新陳代謝がスムーズに行われハリと弾力のあるみずみずしい肌を保っています。

しかし、加齢や紫外線などのダメージにより、線維芽細胞が衰えて働かなくなると新陳代謝は滞り、コラーゲンやエラスチンが変性することで弾力を失い、ヒアルロン酸が減少することで水分も減少していきます。

その結果、真皮組織は緩んだ状態になり皮膚にシワやタルミが出来るのです。

線維芽細胞には以下の3つの働きがあります。

    • 真皮成分(コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸)を作る働き。
    • 細胞分裂を行い、線維芽細胞を増やす働き。
    • コラーゲンを束ねて、真皮の構成を作る働き。

また、真皮成分は以下の特徴を持っています。

コラーゲン:コラーゲンは皮膚の強度を保つために必要な成分で、ハリのある肌を手に入れるためには欠かせません。また、ハリを作るためのコラーゲン線維を作り出せるのは真皮線維芽細胞だけなので、口からの摂取や皮膚に塗ってもこの細胞が作り出すコラーゲン線維にはなりません。

エラスチン:エラスチンは皮膚の弾力性を保つために必要な成分で、肌の柔らかさを手に入れるために無くてはならないものです。また、弾力のある肌に必要なエラスチンを作り出せるのは、コラーゲンと同様線維芽細胞だけです。

ヒアルロン酸:ヒアルロン酸は皮膚の水分を保つために必要な成分で、みずみずしい潤いのある肌を手に入れるためには欠かせません。これについても上記と同様に作り出せるのはこの細胞だけです。

健康な肌に必要な3大成分を失う原因として挙げられるのは、紫外線や乾燥、加齢ということになります。

紫外線は、皮膚の奥深く(真皮)まで入り込み、コラーゲン線維やエラスチンを破壊してしまう事で肌のハリや弾力が失われるため、シワやたるみの原因になります。

また、乾燥による皮膚内部の水分不足もコラーゲン線維やエラスチンを壊す原因になり、皮膚の表面(角質層)が潤っていても、内部が乾燥(インナードライ)する事があり安心できません。

そして、加齢も肌の衰えの原因となり紫外線や乾燥を予防しても、加齢によりコラーゲン線維やエラスチンは減少します。

さらに、これらの成分を作る線維芽細胞の機能も残念ながら低下していきますが、適切なエイジングケアを行う事により、進行を遅らせることが可能です。

次回は、アンチエイジングなどについて考えてみたいと思います。

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